📚小さい幸せじゃなく小さいクスッとを拾い集める
こんばんは☺前回の投稿からあれよあれよと時間が…😭夏休み、ごっりごりに体力削られてます😂それでも食欲は落ちず、動いても動いても減らない幸せの塊たち…🙄🙌OMG はい、どんなに疲れようとも痩せません🤷♀️
そんなヘロッヘロな夏休み、束の間の癒しはポッドキャスト♬ジェーン・スーさんが大好きで「OVER THE SUN」をよく聴いています☺スーさんの返しが最高なんです!今日聴いていたのはEp.148「進化がとまらない私たち。新しいは楽しい。」の会。堀井美香さんの「雨上がりにひとりで手漕ぎボートに乗ってその後ひとりで海鮮丼食べたわ~」という話。
堀井さんの「力いっぱい漕いでても、ちょっと力を抜くとボートって良からぬ方へ流れていっちゃうのよね~」への「人生、人生!人生、それはボート!」ってツッコミがツボ!パワーワードすぎる!テンポも最高!よくもまあこんなテンポでこんな言葉が出てくるなぁといつも思う。そして悲しいかな、めちゃくちゃ的確、間違いないのよな!人生手抜き過ぎるとあれよあれよとね…😭深いわ~😭怖いわ~😭
そんなスーさん、ラジオの肉声で笑わせてもらうようになったのはまだ最近。わたしのスー歴はすべてエッセイです☺スーさんのエッセイは女のいろんなあるあるネタを取り上げてるものが多く、どれも軽やかな口調(文体)とテンポの良さが魅力。そしていつも切り口が鋭い!
先日図書館で雑誌コーナーを見ていたら、文藝春秋の『文學界』にジェーン・スーの名が!見れば「エッセイについてのエッセイ」に寄稿されていました☺エッセイストは兼業として生業にしている人が多くて、その本業の方の職種やスタイルやその人のエッセイの書き方にも影響を及ぼしている。例えば・・・・といったような内容だったと思います。その末文がとても素敵でした。
自分のエッセイでのスタイルとほかの人を比較して「(省略)心が動く瞬間を存分に味わうために生きているので、私には書けないエッセイとはこれからもじゃんじゃん出会いたい。書けないものがあることは貧しさではなく、豊かさだから。」と。出来ないことがあることは必ずしも貧しさではない、これは物書きだけの話では無く、人生観としていいなぁと刺さりました😌ついつい人は出来ないものに目をつけ、それを何とかしなければと足掻きがち💦わたしなんて、特に意識してないとそういう子育てをしてしまう😭スーさんの教訓、胸に刻もう。先の「人生はボート」もそうだけど、ジェーン・スーのこの飾ってない読み手(聴き手)にまっすぐ刺さるワードセンスがわたしは大好きなのです。
寺地はるな『今日のハチミツ、あしたの私』
なかなか本も捗らない夏休み。家事育児の隙間で自分時間確保に四苦八苦です😂ようやく寺地はるなさんの『今日のハチミツ、あしたの私』を読了しました。わたしはこの作品に今このタイミングで出会えて良かったと思えたので、今回はこちらの作品をご紹介します☺
『今日のハチミツ、あしたの私』は角川春樹事務所から出版された小説。文庫本の初版発行は2019年3月。わたしは2022年9月の第21回目の重版本を今月購入しました☺表紙のインパクトあるホットケーキの可愛さが目に留まったのがきっかけ。表紙デザイン、タイトルを見ただけでもうなんとなく癒し小説の雰囲気が出ていますよね☺
あらすじ冒頭の「蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる」というのは、作中に実際に出てくる言葉(p13)で、わたしは裏表紙のこの言葉を読んで無性にこの作品が読みたくなりました😌開いてみれば作品冒頭が「もし明日人生が終わるとしたら、きっとわたしは、喜ぶ。」から始まって想像と違うまさかなインパクトに驚いたんですが…😂🙌
感想とわたしのこと ※ネタばれ気味です
主人公は碧(ミドリ)30歳。恋人の安西と結婚すべく仕事を辞めて安西の地元に引っ越したものの…安西の父親に認めてもらえず、結婚も白紙。仕事も家も無い。そんな中始める養蜂園の手伝い。完全なるゼロからのスタートなのに碧の頑張りはいつも何故か楽しそうで。不安と闘いながらも目の前にある可能性に手を付け、そしてそれを広げていく。見ず知らずの土地で見ず知らずの人達と関係を築き、未経験の仕事につく碧。立ち止まっていた背中を押してくれる作品でした。わたしは今このタイミングでこの作品に出合えて良かったと思いました。
「このタイミング」というのも、実は、わたしは今まぁまぁ私的人生の岐路にいます😭ここまでのわたしの10年間はずっと子育てしかない時間でした。仕事と両立しなかった、出来なかった理由は色々あるけど…長女を生んだ10年前はとりあえず自分主体の人生はストップしようと決めた。
そこから我武者羅に子育てをして、夜泣きの寝不足で鬱々としたり、思うように進まない食べるより落とされる方が多い離乳食に床を拭きながら泣けてきたり、何をしても泣きやまないわが子と一緒に声をあげて泣いた日もあったし、ちょっとよその子より成長が遅れたら不安になったり、たくさん泣いたけど、すごく幸せな10年でした😌それが気が付けば末娘もようやく入園☺ありがたくもまだまだ子育ては続くけれど…やっぱりもう赤ちゃんの時みたいには手もかからないし、なんなら出産してから日中初めてのひとり時間が。すると…自分で一度ストップをかけしまっておいたはずの人生なのに、いったい何処にしまいこんだのか分からなくなってしまいました😂🙌(笑)(全然笑えない)
この10年何もしてこなかったわけじゃないのに…いざ外の世界に足を踏み出そうとしたら…子育てをがんばってきた自分は、外の世界から見たら何もしてないのと同じなんじゃないかとか…💦まるでずっと続いていると思って歩いてきた目の前の道が、実はずっとグルグル回ってただけだった、みたいな感じでした。
そんな時にこの作品に出合えて、ゼロから頑張ってみるのも悪くないかもと単純なわたしは少しポジティブになれました😌ゼロに焦らず受け止めて、人生で一番若い「今日」からできることを何か探したい。きっとわたしの人生まだまだこれからだ!子育てのシーズン2は自分の人生も見つめなおして取り戻したい、そう思っています。今何かにぶつかって足踏みしてる方には特におすすめしたい作品です!