📚秋到来

こんばんは☺

長引く残暑に喘いでいたら、突然の秋！朝晩が涼しいを通り越して突然寒くなりあたふた💦

昨夜寒い寒いと大騒ぎだった子どもたちに慌てて羽毛布団を出しました😂

冬よりは夏派のわたしですが、さすがに今年は夏が長すぎた～🙄毎年8月の終わりはなんだか切なくなるけど、夏は寂しいくらいで去っていくのがちょうどいいんだなぁと学びました😂そして、ようやく待ちに待った秋服が着れそうでうれしい🥰そんな今年の秋冬ヘビロテアイテムに、この前テカテカタイプのローファーを購入しました☺すごく可愛くないですか？😍

この秋冬はローファーでせめたい！😍もう少し大人っぽく履けそうなヒールの低いタイプのも探し中です☺お洒落ローファーで滝沢カレン目指していこう♪。:＊♬。*（滝沢カレン、カジュアルでもモードぽい感じでも、ローファーの履きこなしがすごくお洒落😍）

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知念実希人ちねんみきと『崩れる脳を抱きしめて』『十字架のカルテ』

知念実希人さん、はじめましての作家さんです。初めに読んだ『崩れる脳を抱きしめて』があまりに面白かったので立て続けに『十字架のカルテ』も購入・読了しました！2冊とも医療系ミステリーです。

知念さんは作家であり、現役の医師資格をもつ内科医だそう。なので著書の多くが医療系小説のようです☺医師と作家を兼業されている方はほかにも夏川草介さん（『神様のカルテ』など）や、海堂尊さん（『チーム・バチスタの栄光』など）などがいますね。どちらも簡単になれる職ではないのに、それを兼業…能力も体力も常人離れしてる😂

兼業作家というと、森博嗣ひろしさん（『すべてがＦになる』など）もその一人（今現在はもしかしたら退職されているのかも）。高校生の時、犀川先生シリーズにドはまりしました。その時はまだ森さんもどこかの大学で工学部の教授をされていたのに、読んでも読んでも無限に新刊が出るし、そのペースもめちゃくちゃ早くて全く追いつけませんでした🤣もちろん他の作家さんの本も読みたいしね。ちょっと違う人の作品を読んでたらまた森さんの新作が…という感じでした🙌思い出したら気になり、作家の執筆ペースを調べてみたら、専業作家でだいたい1日の執筆ペースは5000文字だそうです。そして、執筆速度が圧倒的に速い作家のひとりで森博嗣さんがあげられていました😂（当時の感覚は当たってた😂🙌）その森さん、なんと1日で6000文字だそう！しかも執筆時間は1日1時間ときめているそう。つまり1時間で6000字…異次元だよ😂とにかく、森さんを筆頭に兼業で作家業をこなせてしまうマルチタスクな人には驚きです😮🙌

話はもどり、知念さんもそんな多才マルチタスクな兼業作家のひとりで、その知念さんの他の文学賞受賞作には『仮面病棟』（2015啓分堂大賞）、『ひとつむぎの手』（2019　第16回本屋大賞8位）、『ムゲンのⅰ』（沖縄書店大賞・第17回本屋大賞8位）、『硝子の塔の殺人』（第19回本屋大賞8位）などがあります。

わたしはまだこの2作しか読んだことがないので他の作品も読んでみたいと思います📚✨2020年の本屋大賞ノミネート作品で、読書メーターの読みたい本ランキング1位にも選ばれた『ムゲンのⅰ』（上下巻2冊）が気になっています☺

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感想

　２作品を一気に読んで感じたのは、とにかくラストでの「どんでん返し」が上手い！！！物語の予想外な着地にこんなに驚いたのは湊かなえさんの『リバース』以来でした。

そして読後感はすっきり！もやもやが残らないって、わたしにはけっこう大事なポイントです。のめり込んで一気読みしたような作品ほどしっくり、すっきりした気持ちで本を閉じたい。その点でこの2冊はとても気持ちよく読み終えれました。

『崩れる脳を抱きしめて』

タイトルに惹かれて手に取った作品です。でもはじめて裏表紙のあらすじを読んだ時は、物語の基盤になる碓氷とユカリの≪研修医×患者≫という設定がどうもドラマ的すぎる気がしました。非現実的すぎる、フィクションさながらなドラマチックさが透けて見えるようで。けれど、悩んだ末やっぱりタイトルが気になったのと、”本屋大賞ノミネート作品”だったことで購入に至りました。（この前読んだ本屋大賞受賞作の『52ヘルツのクジラたち』があまりに良かったので🤭）

結局…そのありがちなドラマチックさにもしっかり泣いたんですが（笑）けれど、この作品の魅力が存分に発揮されるのは”ミステリー作品”としてだと思います。物語の中盤からどんどんサスペンス味が増していき、ハラハラドキドキ。後半で一気に伏線回収されていくのが気持ちがいい！回収しきって、あとは恋愛小説としての感動が残ると思いきや、最後の最後でまた一段と大きく「えー！！！😮」と。圧倒的などんでん返しに大満足な作品です。知念さんの描写は病室の様子も、景色も、リアルな情景として脳裏に浮かびやすいので、それも物語へののめり込みやすさの一つだと思います。350ページ超えの本を一日で一気読みしたのは学生時代以来な気が😮とても読みやすい作品です。

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『十字架のカルテ』

5つの短編からなる作品ですが、主人公はすべて精神鑑定医を目指す新人医師の弓削ゆけずり凛で、彼女が鑑定医になるべく成長していく物語なので時間軸も1話ずつ進んでいきます。色んな物語が終結しているというよりは、続きものの短編で、1話完結型連続ドラマのような感じです。続き物だけど1話ずつが短いので、移動時間などの隙間時間で読むのに適した作品です☺

全話それぞれでしっかりどんでん返しが練りこまれていて面白い！最初に読んだ『崩れる脳を抱きしめて』のどんでん返しが最高だったのでこちらも期待していましたが、まさに期待を裏切らないラストが多々！また、短編小説だけど読みごたえを感じたのは、1話完結型連続ドラマのような主軸が続きものというスタイルなこともあるけれど、やっぱりこの小説が扱うテーマによるものだろうと思います。

『十字架のカルテ』は《精神疾患者の犯行は罪に問えない》という司法、精神鑑定という重めのテーマを扱う作品。

影山と凛が、容疑者は真の精神疾患者なのか、はたまた罪を逃れる為の詐病をはたらいているのかを解き明かしていくのは爽快！影山がどうも顔もスタイルもなかなかに渋めのイケメンなのもいい🤭『崩れる脳を…』の碓氷先生も爽やかイケメンのような感じの描写があったので、もしかしたら知念作品の男性登場人物は皆ビジュアルがいいのかもしれない🤭

また、凛の考察の描写から、精神疾患やそういった者や裁判など、そういった手のことに少しだけ詳しくなれるのも面白い。 けれど、第五話のような、精神疾患を患う人の中には以前はその容疑者も何者かによる被害者だった過去があるのというパターンも。これはきっと現実社会でもあることなんだろうなぁと思い読みながら辛くなりました。被害者が精神を患ったがために容疑者となってしまう、やりきれない思いがしますね。

それでも一方でまた、遺族の側を思えば、容疑者は精神疾患者なので…なんて判決、何ひとつ救われない司法制度だなとも思ったり。 改めて現実に準えて考えてみると、難しいテーマだなと思いました🐣

潔く、「何が正しいか」を突き止めるのではなく、「目の前の容疑者は精神疾患者」なのかを突き止めていく影山と凛のペアは最高です 何より、第5話の結末にはびっくりびっくりびっくり！短編集だけど期待を裏切らないどんでん返しをしてくれました 

とてもおすすめの作品です

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