流行り病にて床に臥す
はちみつレモン🍋
こんばんは!ご無沙汰していました。
熱風邪がじんわり流行中。その風邪をまんまと引いた娘から、回りに回って私まで。本当に子どもの風邪って、しんどいのよねぇ…🥶いざ風邪をもらうと「とにかく何でもいいから何か食べよ!!😠」と言ってた自分を猛省。食べれん食べれん😂全然無理だわ。ほぼ絶食、水分のみで過ごしました🤦♀️高熱だけで、他は何の症状もないのに、まあすごい感染力。一家全滅の危機でした。
そして熱がようやくひいた今朝…突然の喉の痛み…。なぜ今…。でももうたんまり解熱剤キメにキメてたこの数日。もう薬はいやだ😭とうことで、前に買ってあったはちみつレモンをお湯割りで飲んでみたら…とろみが喉に優しい🥺
炭酸水でのむのも美味しいし、こんな喉の不調はお湯で割って優しい甘みととろみで包む。めちゃくちゃ美味しいし、飲んだ後確実に痛みが緩和されてます☺
小手鞠るい『情事と事情』 ★★★★☆
(1)主人公はだれなの、あらすじなんなの問題
風邪で臥せていた間、小手鞠るいさんの『情事と事情』(2022/05/25幻冬舎出版)を読んでいました。
あらすじ…ちょっと理解難しくないですか?(笑)大体あらすじ読めば主人公が何て名前で男なのか女なのか、どんな境遇にいるかとか、ざっと分かったうえで物語に入っていけるけど…一人も登場人物の名前ないじゃん!て(笑)大人の訳あり恋愛小説としかわからない😂
これ…最初作品読み始めてもわかりませんでした🤣とにかく内容は社内不倫、男女逆転年の差カップル、パパ活、シンママ、男を憎む仕事に行き詰った女が溺れる恋などなど、もう本当に盛りだくさん!恋も登場人物も盛りだくさんなんです😂そして全員が主人公、皆キャラ濃すぎ!!
「アメリカのテレビドラマシリーズを意識して」わかる、完全にデス妻系です🤣ただドラマとか映像だと、わたしははっきりとキャラの好き嫌いが分かれちゃう。絶対的に感情移入して好きな役柄と、こいつほんとイラつくわ~てなっちゃう役柄に(笑)ちなみにデス妻はブリーバンデカンプさんの狂気が大好き🤣💕
話は小説に戻り(すぐ脱線傾向😂)、本作は本当にキャラの濃い登場人物が多いし、相関図の矢印ごったがえしなので、さくっと簡単相関図とその人物のキーワードを書きながら」読みました。
(2)感想 ※ネタばれあります
全員のキャラが濃くて、恋の形が様々といえど…作者が書くのも読むのも”おもしろい”っていうような恋だから、一人として感情移入してしまうような登場人物はありません。前半は何度か読むの中断しようかなと思いました。不倫も略奪も年の差カップルも、迷宮入りしちゃってるアラフォーも、そんなに珍しい設定ではないし。それに恋愛模様も場面や人が急に変わるからいまいち入り込めず。『情事と事情』てくらいだから生々しいかといえばそういう描写もあっさり。
でもさすが”アメリカのテレビドラマ”意識してるだけあって、わかりにくい第1・2話過ぎちゃえば後はどんどん時間も経っちゃう一気読みでした!😂ガーサス
何で一気読み出来てしまったかと考えると、感情移入できないくらい皆最低なのに、それでも結局蔑みきれない懸命さや魅力があるから。特に「修(オサム)」なんて最低の代名詞。とことん金にものを言わす最低な不倫男!不倫…リアルタイムな話題ですよね😂皆、世間の方々には涼子と塩と蝋燭より「修」を読んでほしい🤭
でもそんな不倫男 修も不器用なんですよね。
(P108)この世でただひとり、修にはまだ落とせていない女がいて、それゆえに、修はその女に執着している。それが自分の妻であるということに、修は気づいていない。
この、「気づいていない」ところがいい。愛里紗の仕事の記念日を祝うディナーシーン、身に覚えのない記念日にはじめは愛人との記念日を間違えて自分と…と思う愛里紗。でも実はそれは愛里紗の装幀家としての独立記念日で。この作品内での唯一のキュンポイントでした!いや、なるところでした!
でもそうならないのがポスト デス妻のアメリカンドラマ🤣
(P100)もしかしたら私は、この人のことを何もわかっていないのかもしれない。巧妙な嘘をつかれるよりも、見え透いた嘘をつかれる方がいい。浮気ひとつされないよりも、適当にされた方がいい。(省略)同類だと信じていた夫に、こんな誠実さがあったとは。愛里紗はそのことに不安を感じ始めている。
と、愛が芽生えるどころか不安発生フラグでした😂おもしろすぎる。
こんな感じで、憎み切れない登場人物たちの”情事”の”事情”をぜひ読んでみてください☺「すべての愛には裏がある」が読み進めていくと「すべての事情の裏にも愛はある」となるはずです🤞
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それでは今回も読んでくださり、ありがとうございました!はじめましての方は他の記事も読んでくださるとうれしいです🥰ぜひ読書仲間に……☆彡