気持ちのいい仕事

毎朝８時３０分、末っ子を幼稚園へ送る時刻である。それが大切なわたしの朝の日課☺今日も娘がにこにこ楽しく安全に過ごせますようにと、笑顔の送り出しへいざ出発！

そんな園までの道・・・今週ずっと道路の整備中。

工事現場で毎朝見かける交通誘導員さんがすごく気持ちいい！

おじさんなんだけど、朝8時すぎの背中がシャン！としてるの

あまりに姿勢のいい、スーっと真っすぐ伸びた背中、今日も１日がはじまるね～と。かっこいい背中だ。

すごく気持ちのいい朝です。

働く人の後ろ姿、いいですよね。

そんな背中を見ると、「よし！私もシャン！といくぞ！」と少し背筋が伸びます。

軽く会釈して心の中で「お疲れ様」を…😌

↑本作の中で祥子と角谷が飲んでいる獺祭。普段より少し美味しい日本酒で特別な夜を演出。

読みどころは「美味しい」だけじゃないですよ。周りの人間からとことん愛される祥子が最高です。

（１）恋人 角谷

大阪の仕事で出会った角谷とついに今作で恋人関係に発展。離婚も経験した大人の恋愛がリアルでいい。若い青春ドラマみたいになんにでも「好き」が勝る訳じゃない。公私混同しないように仕事の話題では一線をひきたい祥子と、心配で守りたいけど祥子の考えを尊重する角谷。ゆっくり縮まる距離が良きです。そしてついに角谷と同じマンションに引っ越すことを祥子が受け入れたときの一節＿＿（p284）角谷はちょっと唇を引き締めた。何かを我慢するように。でも、耐え切れずに笑ってしまい、顔がくしゃくしゃになった。大人の男の喜び方だな、と思った。

（２）祥子の雇い主 亀山太一

亀山太一は雇い主であり、祥子の元同級生。だからお互い遠慮もなくて少し口も悪い。でもいつも祥子を心配している亀山。そんな亀山の本音が最後のほうで…＿＿＿（Ｐ311）「いや、俺はさ、男と仕事は切り離した方がいいと思うわけ」「まあ、そうだけど。だったら、世の中の夫婦でやってる青果店とかはどうなるの？」「それはまあ、夫婦だから」「夫婦でも別れるのは一緒よ」思わず、二人で笑ってしまう。＿＿＿この、”二人で笑ってしまう”がいいんだよね😌二人の重ねてきた友情と信頼の重みを感じて。

（３）娘 明里

元夫とのあいだには一人娘の10才になる明里がいる。明里は元夫と新しい継母 美奈穂と暮らす。今作、美奈穂の妊娠が発覚し、万が一居場所を失ったと感じた時には自分のもとへ来るよう伝える祥子。＿＿＿（p263）「いつでも、ママの家に来ていいんだからね」「うん」「いつでも、好きなだけ」明里は顔を上げた。「わかってるよ、ママ。わかってる」「え」明里の強い言葉に祥子の方がたじろいだ。「明里、ちゃんとわかってるよ、ママ」＿＿＿ここ、句読点の使い方がいい！いつまでも幼いと思っていた娘の思わぬ「わかってる」の重みが句読点で増す。そうなんですよね、子どもって大人が思ってるよりずっといろんな事を分かってくれてる😌このシーン、うるっときました。

実はわたし、結構「句読点フェチ」なところがあるんです。句読点ひとつでそのシーンの重みや雰囲気がぐっとリアルになると思ってます。そんな句読点フェチなわたしのおすすめの句読点キラーは作家でもありエッセイストでもあるLiⅬy。彼女のエッセイや官能小説、おすすめですよ☺いつかこちらも…。

今夜もとっても長～～～くお付き合いありがとうございました！

では、素敵な週末をお過ごしください。