とりあえずパジャマは脱いで…
雨と読書
こんばんは☺
今日は全国的に雨予報でしたね。朝目が覚めたら窓の外で道行く車が水を撥ねて走る音が聞こえました。
あ~雨だわ、と、そんな目覚め。
まだ眠りたい体にムチ打ってむくっと。
(日曜日なんに早起き!?)(違う違う、すでに9時をゆうに回っていたのです🤣)
な~んにもしたくない日曜日。とりあえずパジャマだけでも脱いどくか。
歯を磨いて、乱暴な暮らす(はやりは丁寧な暮らしだよね👽)ワタシはお茶碗に白米、海苔の佃煮、ぬか漬け大根、お茶かけて朝ごはんおしまい🤣こんな日だってありますとも、日曜日だもん!
さてさて身支度終えて、今日は読書だ!一日読書だ!開けた窓からはポトポト雨音が。雨音聞きながら本を読む、悪くないぞ😏ちょっとひたっちゃうワタシでした。
門井慶喜『おさがしの本は』★★★☆☆
今日は光文社から出版されている門井慶喜さんの『おさがしの本は』をご紹介させてください☺
この作品は「本」を主題に扱うミステリー小説、”ビブリオ・ストーリー”になります。門井さんの十八番。全5編の短編からなる一冊なので、隙間時間などで一日一篇ずつ読み進めてみてもいいかもしれません😊私は今年の第一冊目で同じく門井さんのビブリオミステリー『定価のない本』
を読んだのですが、それがなかなかに面白かったので今回こちらにも手をのばしてみました。
”ワタシの”おすすめ度★3
和久山の本探しのストーリーは良し!わくわくと読み応えありました!特に第2編【赤い富士山】はしっとりとした読後感があり好きでした。ネット上には和久山の本の探し方について「今時パソコン検索ですんなり出るでしょ」なんて言葉も見かけましたが・・・どうだろう。
本の内容からその書き手やタイトルを探っていく場合、わかっているのが探したい本のメインキーワードだったらそうなのかもしれない。でも、そうとは限らない時だってある!現に私がそうなのです。昔読んだ本の中で「夫婦ってのは夫の蕎麦をすするいやしい音を聞いたり…」のような描写を確かに読んだ気がするのにタイトルも作者もどう検索してもヒットせず迷宮入り。ふとした時に「あれは何だったろうか…」と思い出すのです🙄だから私は本当に知識(読書量や記憶力)があるなら、人はまだまだ簡単にAIにはなり変わられないと個人的には思っています。いや、そうであって欲しいわ🤣
さてさてじゃあどこが★3なのか……(【注意】ここからネタバレ入ってしまいます。)
あらすじにもある【財政難による図書館廃止論】に関してです。廃止論を唱える新館長 潟田と反対派 和久山のやりあいは面白い!特に廃止を唱えてるからといって潟田は本嫌いなのかと言えば、決してそうじゃないところも好感が持てて憎めない。ただこの【財政難】というのは多くの自治体が抱える問題で、その中での【図書館運営】はきっと小さい自治体なら現実的に抱えている問題なんだろうと思うし、ならば図書館好きには見過ごせないテーマだと思いました。
物語のクライマックス、この廃止か存続かをめぐって市議会で潟田と和久山が対峙するシーン。それぞれの立場から、廃止にするべき状況、存続すべき理由を述べるんだけど・・・う~ん・・・なんだかしっくりこないのです。確かにそうだよね、ってこと言ってるんだけど・・・なんだかう~ん😕和久山の弁論シーンに辿り着くまでに「私の住む街から市立図書館がなくなったら一大事だよ!!!」「なんて反論するの!!!」「正論を教えて!!!」そう気持ちが高ぶって期待大きくページをめくってたもんだから、なんだか期待通りなすっきりだわー!!!という快感がなかったんですよね😂という自分勝手な理由から★3です。
その他のビブリオ・ストーリー
ビブリオストーリーが好きになったきっかけの本をご紹介します。三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズを読んでからです。
親の亡き後古書店を継いだ栞子が古書をめぐる事件を解決していくシリーズ本全7冊巻。圧倒的な読書量と古書知識が面白い!またアルバイト店員大輔とのもどかしくなるくらいゆっくり進む恋の模様も◎!一読の価値ありです☺
また、同じく古書を扱うビブリオミステリー、三浦しをんさんの『月魚』も良きですよ☺しをんさんならではなほんのりBL臭も・・・😂🫢
↑本も聴く時代、読書方法も様々!!
ということで今夜もまた長くなってしまいました💦ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました☺夜が深くなりきる前におやすみなさい・・・🌛